こんにちは。

鹿屋体育大学大学院修士課程1年の杉野 正尭(すぎの たかあき)です。

現在、私は徳洲会体操クラブに所属しながら大学院にも進学しています。練習拠点は神奈川県にある“徳洲会スポーツセンターかまくら”で練習をしています。

経歴

2005〜2014 久居体操クラブ(三重県)

2014〜2017 福井県立鯖江高等学校

2017〜2021 鹿屋体育大学

2021〜現在  徳洲会体操クラブ/鹿屋体育大学大学院(修士)

得意種目

あん馬・鉄棒

鹿屋での4年半

私は鹿屋体育大学で4年半という時間を過ごしました。その中で特に思い出に残る出来事が2つあります。

1つ目は、大学4年のときの全日本インカレで鹿屋史上初の団体2位を獲得したことです。この団体2位はとても大きな出来事でした。入学当初、大学のトップチームは順天堂大学や日本体育大学など強豪校が常に名を揃えていました。私は、鹿屋の部員や監督、コーチとなら必ず優勝できると思い、日々練習に取り組んできましたが、大学3年までは3位という成績で2校の壁にはなかなか届かない現状でした。4年になり、私が主将を務めさせていただき、今年こそは優勝を勝ち取るという意気込みでチームを引っ張ってきました。私たち鹿屋の強みは「どこの大学にも負けない団結力」でした。その団結力を活かし、チーム戦でミスのない演技をする為に試行錯誤しながら練習メニューを組み立てたり、部員全員でミーティングを行なったりしてきました。その結果、優勝には届きませんでしたが、2強の壁を破り準優勝をすることができました。この結果は、試合に出場した選手の力だけでなく、全員で優勝を目指して日々苦しいことや辛いことを乗り越えてきた仲間たちのお陰だと私は思っています。この様に鹿屋にはみんなで力を合わせてどんな困難にも立ち向かう力があります。

2つ目は、東京オリンピックの選考会です。2021年に開催された東京オリンピックでは、「団体メンバーに選出され金メダルを獲得すること」を目標に練習を行なってきましたが、あと一歩のところで届かず候補選手で終わりました。オリンピック選考会で特に印象深かったのは、最終選考会の全日本体操種目別選手権の鉄棒の決勝の演技です。この演技の前には、今までで感じたことのないプレッシャーや緊張感の中で演技を行いました。自身の持っている力の120%を出し切ることができ、この上ない完璧な演技をしましたが代表には届きませんでした。しかし、この緊張感やプレッシャーの中で完璧な演技を行うことができたのは、「誰にも負けない練習量」のお陰だと思います。鹿屋の仲間には、この誰にも負けない練習量を持っています。その練習量を自信に変え大きな舞台でも思い切って楽しく演技をしてほしいと思っています。

今後の目標

私の今年の目標は、「世界選手権で団体総合、種目別あん馬・鉄棒で金メダルを獲得すること」です。さらには、大学のオリンピックと言われている、「ユニバーシティーゲームズで団体総合、個人総合、種目別あん馬・鉄棒で金メダルを取ること」が目標です。去年の代表になれなかった悔しさを胸に、この目標を必ず成し遂げる為、今後も日々精進していきたいと思います。