女子のコーチを務めています多田富宇佳です。
経歴
2002〜2014 アストリースポーツクラブ(旧:日川高校体操クラブ)(山梨県)
2014〜2018 日本女子体育大学
2018〜2020 日本女子体育大学大学院
2020〜2021 鹿児島県国体強化指導員
2021〜現在 鹿児島県立鹿屋養護学校 外部コーチ
鹿屋に来たきっかけ
私は、大学院卒業後、「選手としてもっと上を目指したい」と思い、鹿児島県の国体要員として競技を続ける選択をしました。しかし、コロナウイルスの影響により2020年4月、練習拠点として考えていた母校は活動が制限され、練習ができなくなってしまいました。その時に成年女子監督であり、現在鹿屋体育大学体操競技部監督である中谷先生から鹿屋体育大学で練習することを提案していただきました。正直、コロナで先の読めない状況の中、知り合いもいない遠く離れた地に行くことは不安でした。東京に残って様子をみようか迷いましたが、「できることがあるならやらなければ後悔するのではないか」と思い、鹿屋に行くことを決断しました。
鹿屋の魅力
鹿屋に来てからの日々は、とても充実しました。鹿屋の学生は、チームの目標と個人の目標を各々が持ち、意識の高さや練習の雰囲気の良さにとても驚きました。私自身も、その雰囲気の中で練習ができたことで、競技力の向上につながったと思います。また、体育館も使用の制限が少なく、納得がいくまでトレーニングをしたり、体操に集中できる環境が整っていました。今では、「あの時鹿屋に来る決断をしてよかった」と思っています。
今後の目標
国体の延期により、「選手として鹿児島国体に出場する」という目標は叶いませんでしたが、鹿屋に来て、自分にできることを最後までやりきることができました。そのため、後悔なく自身の競技を終えることができました。感謝の気持ちと同時に、「自分にできることがあるなら力になりたい」と思いました。現在は、女子のコーチとして自身が大学や大学院で学んだ発生運動学や、ダンススタジオに通い身に付けた表現の技術、審判としての経験を活かした採点やルールの指導ができるように努めています。そして、選手が目標を達成するためのサポートや、体操競技の魅力や楽しさなどを伝える指導を目標にしています。
女子の部員は少ないですが、男子に負けじと頑張っています。今後とも鹿屋体育大学体操競技部の応援よろしくお願いいたします。